京文化の本当の素晴らしさを、四季を通してご紹介する日帰り旅です。

《 伏見の老舗料亭「魚三楼」 》
1764年創業。初代が高級魚専門の料理屋を構えたのが始まりで、以来伏見港に揚がる鮮魚と京野菜、そして伏見の酒造りを支えた豊かな銘水「伏水」を使った京料理のお店として歴史を重ねてきました。鳥羽伏見の戦い当時は官軍の台所番を勤め、伏見が誇る京料理のお店として現在9代目がその伝統と技を今に生かし輝かせています。
お茶からご飯、決め手の出汁から全て「魚三楼」の井戸から汲み上げられる銘水を使用し、旬の京野菜を使った伝統の京料理をご堪能ください。

《 京都屈指のあじさいの名所「三室戸寺」 》
宇治川の北に連なる山々の一峰、明星山の麓にある三室戸寺。奈良時代に開かれた古寺で、西国観音霊場十番札所として多くの人が訪れます。京都屈指のあじさいの名所として知られており、2万株のあじさいが杉木立の間に咲く様はまるで紫絵巻のような美しい景観です。
5,000坪の大庭園に咲き乱れる西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイ、幻の紫陽花・七段花など約50種の様々なあじさいをお楽しみください。＜あじさいの例年の見頃/6月中旬～7月上旬＞

《 深緑に包まれた「南禅寺」を訪ねる 》
1291年開創。臨済宗南禅寺派の総本山の南禅寺。境内には琵琶湖疏水の水路閣があり、ローマ式の古びた赤レンガ建築と新緑が南禅寺ならではの貴重な光景を紡いでいます。
日本三大門のひとつに数えられる圧倒的な存在感の三門や、枯山水庭園の白砂と木々の緑が色彩鮮やかな方丈庭園など見どころが多くあります。

《 団扇や扇子を通して伝統文化を守る「小丸屋住井」》
1624年創業。明治5年以降、京都の花街では芸舞妓の名前の入った団扇をお世話になった方々に配ることが習慣となりました。花街の文化に欠かせないこの団扇は、京都の「京」と小丸屋の「丸」をつけて「京丸うちわ」（小丸屋住井の商標登録商品）と名付けられ現在に至ります。小丸屋住井では、京都の春の風物詩「北野をどり」「都をどり」「京おどり」「鴨川をどり」「祇園をどり」の舞扇子や舞台小道具も担当し、団扇・扇子の伝統工芸から日本舞踊の伝統芸能の継承を支えています。

※写真はすべてイメージです。