京文化の本当の素晴らしさを、四季を通してご紹介する日帰り旅です。

《 西陣くらしの美術館　冨田屋 》
室町時代から織物のまちとして栄えてきた西陣に佇む「冨田屋」。京町家の中でも西陣の商屋特有の様式を数多く残しており、国の登録有形文化財指定および京都市景観重要建造物に指定されています。京都の歴史や文化を伝える建物として代々受け継いだ家を保存するとともに、歴代の主人が集めた伝統ある道具・調度類などの展示や町衆文化に体験を通じて、京の伝統を継承しています。◆【京都のしきたりのお話】 代々受け継がれてきた商家のしきたり、暮らしぶり、日本文化や京文化のお話を聞き“本物の京都”を知ります。
◆【お茶体験】 茶室にてお茶の説明を聞きながら、お点前拝見。お茶、お菓子のいただき方などの基本を学びます。
◆【町家見学】 約140年もの間受け継がれてきた建物内部と家具・調度品をご覧いただきながら説明を聞きます。
◆【昼食「伝統弁当」】 約100年続くお茶会後の点心として出されていたお弁当。旬のお野菜の浅漬けを中心とした優しい味わいの料理を、文化財の一室でご堪能ください。

《 八坂神社【国宝･本殿の特別公開】 》
「祇園祭」で知られる八坂神社は、創始656年とされ、古くから厄除けの信仰を集めてきた歴史ある神社。素戔嗚尊(すさのをのみこと)や櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)を祀る本殿（国宝）は、本殿と拝殿を一つ屋根で覆う「祇園造」と呼ばれる構造で、その地下には大地のエネルギーが集結する「龍穴」があり、青龍が棲み京都を守ってきたという伝説があります。「神仏習合」の名残をとどめる本殿内では、円山応挙筆「番鶏図衝立」ほか貴重な御神宝が拝観できます。

《 長楽館【御成の間の特別公開】》
「明治の煙草王」と称された実業家・村井吉兵衛が1909年に建てた別邸。外観はルネッサンス風、内部はロココ、ネオ・クラシック、アールヌーボーといった様々な建築様式が取り入れられているのが特徴で、当時国内外の賓客を接遇するために使われました。特別公開の「御成の間」はその最上階の3階に位置し、バカラ社製のシャンデリア、折上格天井、波に千鳥を描いた金地の襖絵など東洋と西洋の文化が融合した特別な空間です。表千家の「残月亭」写しと伝わる茶室「長楽庵」など、趣を変えて造られた非公開部分をご覧いただきます。

《 緑樹庵清水 本店 》
1847年創業。国内唯一の金平糖の専門店。さまざまな素材を使い約60種類の金平糖を作り出しています。伝統を守りながら新しい事に挑戦し、常に最高の金平糖を求めて一子相伝の技を受け継いでいます。
※写真はすべてイメージです。