奈良の世界文化遺産２カ所を見学！
1993年に世界文化遺産登録された日本初の世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物」の構成資産であり、聖徳太子ゆかりの寺である法隆寺・法起寺を見学します。

ツアーでは、法隆寺の知識豊富なホテルスタッフの語り部による「聖徳太子トークショー」と「法隆寺ガイド付き見学」を行います。
建築・信仰・仏像など様々な切り口がある法隆寺は季節や天候によっても表情を変えます。語り部がその日最も伝えたい「王道」を中心に見学を行います。

日本最古の三重塔がある寺院「法起寺」

聖徳太子が法華経を唱えた岡本宮を太子の息子山背大兄王により寺に改めた寺院。現存する日本最古の三重塔があります。七堂伽藍の大寺院で金堂と塔の位置が法隆寺と逆になった法起寺式と呼ばれる配置をとっていました。

聖徳太子誕生の地とされる場所に建てられた寺院「橘寺」

飛鳥時代創建。聖徳太子誕生の地といわれ、太子建立7か寺の一つにあたる橘寺。当初は66もの堂宇が立ち並ぶ大寺院で四天王寺式伽藍配置をとっていました。現在は江戸期に再建された本堂（太子殿）など、わずかな諸堂を残すのみとなっています。室町時代の聖徳太子坐像をはじめ、善悪2つの顔が刻まれた二面石などがあり、境内には3つの副柱の穴をもつ塔心礎が残ります。

現存する世界最古の木造建築群「法隆寺」

607年に聖徳太子と推古天皇により創建。兵火や天災にあわず、太子信仰に守られたこともあって、現存する世界最古の木造建築群として往時の姿を今に伝えています。法隆寺式伽藍配置と呼ばれる配置になっており、寺の中心である西院伽藍には、五重塔と金堂が並び、中門と大講堂をつないで回廊が囲みます。東に向かって東大門を抜けたところに夢殿のある東院伽藍があります。

聖徳太子が母のために創建した寺院「中宮寺」

創建時以来の尼寺。聖徳太子が母である穴穂部間人（あなほべのはしひと）皇后のために建てた御所跡を寺にしたと伝えられ、大和三門跡寺院の一つにあげられています。本尊の菩薩半跏思惟像は飛鳥時代後期の作でモナリザ、スフィンクスと並び、世界三大微笑像の一つです。

聖徳太子戦勝祈願の寺院「信貴山 朝護孫子寺」

1400年以上前、聖徳太子が物部守屋の討伐の際にこの山を訪れ、戦勝祈願すると天空に毘沙門天が現れ、必勝の秘宝を授かりました。その後、勝利した太子は自ら天王のお姿を彫刻し、伽藍を建て、信ずべき貴ぶべき山として『信貴山』と名付けました。毘沙門天が現れたのがちょうど寅の年、寅の日、寅の刻であったため、寅が信仰されるようになりました。2/19の出発では、「秘仏 毘沙門天立像」の開帳も見学します。

聖徳太子御廟

聖徳太子が廟所として選択した磯長廟。叡福寺は太子の死後、推古天皇がこの磯長廟を守る香華寺として僧坊を置いたのが始まりです。724年には聖武天皇の勅願により、七堂伽藍が造営されたと伝わります。622年、太子が亡くなった後、膳部大郎女（かしわべおおいらつめ）、母 穴穂部間人皇后と共に埋葬され、三骨一廟といわれるようになりました。法隆寺と並び、太子信仰の中心となっています。


※写真はイメージです。