現地専門ガイドが語る奈良の魅力　
奈良の案内に特化した専門のウォーキングガイドが同行し、各スポットのご案内をいたします。
ワイヤレスレシーバーをお一人様１台ご用意いたします。ガイドの案内が明確に聞くことができます。
オリジナルのマップや現地の資料をご用意いたします。
手荷物はウォークスタート前にバス車内や手荷物配送サービスに預けますので、身軽に歩いていただくことができます。

竹内街道の起源は、推古天皇21年（613年）の11月に整備された「大道（たいどう）」にあります。難波と飛鳥の京（みやこ）を結び、日本最古の官道となったこの道とほぼ重なる竹内街道は、時代に応じて役割を変えてきました。飛鳥と大陸との行き来を担う「外交の道」、聖徳太子信仰を支える「信仰の道」、物資を運ぶ「経済の道」…。現在もなお国道166号として大阪と奈良を結んでいます。約1400年の歴史を持つ「日本最古の官道」です。スタート地点の上ノ太子駅を出発すると阪奈間の県境に差し掛かります。高低差約200mの竹内峠を緩やかに越えます。途中の太子町では雰囲気のある街並みや聖徳太子、推古天皇などの複数の天皇・後続の御陵（古墳）があり、聖徳太子の母・穴穂部間人（あなほべのはしひと）皇后、妃・膳郎女（かしわでのいらつめ）の墓所を守るため、推古天皇が建てたとされる寺「叡福寺」、竹内街道と太子町の歴史を知ることができる「竹内街道歴史資料館」があります。また、葛城市に入ると何度も竹内を訪れ、数点の句を残した俳人：松尾芭蕉の句碑「芭蕉の綿弓塚」、竹内街道をゆきかう人々を守護する神としても祀られる祭神の「長尾神社」、街道から少し離れた箇所には西国三十三カ所霊場としても有名で、蓮糸曼荼羅をはじめとして白鳳（7世紀）以降の文化財を収容する「當麻寺」があります。

※写真はイメージです。